マルジャンにおいては「鳴き指定」という設定機能があります。
オンライン麻雀ではけっこう当たり前に設定できるこの機能ですが、オンオフの切り替え次第でより上級な闘牌ができます。
小さな部分ですが、対中級者との戦いにおいてはぜひ活上手に活用したい機能なので、そのコツを以下で説明させていただきますね!
「鳴き指定」の説明と、賢い使い方
まず大前提として、マルジャンでは
・鳴きあり
・鳴きなし
という選択肢があります。
「鳴きあり」設定の場合だと鳴ける牌が捨てられた瞬間に鳴くかどうかの選択を行えますが、しばらく面前で進めたい時は「鳴きあり」設定オンが邪魔なので「鳴きなし」設定にしておくのが良いです。
ここでいう「邪魔」というのは、ゲームが一瞬ですが数秒止まってしまうのでゲーム進行の妨げになるということ。
そしてもう1つの悪影響な点が、誰かがその牌で鳴ける手牌になっているということがばれてしまう可能性があるということです。
特に字牌で一瞬ゲームが止まったら間違いなく誰かがそれをトイツで持っているのは間違いありませんよね。
リアルな麻雀であればポン・チー・カンの発声をしなければいいだけの話なんですが、こういうオンライン麻雀の場合は鳴きアクションを入れるかどうかの判断をするために時間を要します。
これが初心者相手なら良いんですが、中~上級者相手だと余計な情報を与えすぎてしまうケースが多々あるんですよね。
例えば白を2枚重ねている状況で2鳴きしようと思っているのに、1鳴き目で鳴くかどうかの判断でゲームが停滞すれば、その時点で白ってもうかなり警戒されます。
仮に最後に白となにかのシャボ待ちになったら上手い人はあまり出してくれません。
「鳴き指定」を使いこなすのが勝利への道
マルジャンでは、鳴きたい対子や順子以外は無視する機能がちゃんとあり、それを「鳴き指定」と言います。
自分が鳴きたい牌にだけ印を打っておいて、それにだけ反応させるようにしておく機能なんですがこれがまた使える使える!
例えばさっき説明した白の件ですが、2鳴き設定しておけば1鳴き目は完全スルーしますので、どこに白があるのかが一切感づかれません。
もちろん2枚目の白が出てきた時も強制的にポンするのではなく、ちゃんとポンするかどうかの判断がその時点で出来るので鳴き強制でもありません。
他に実例を出すと、マンズの34とシュンツを持っていて、上家から5万が切られました。
場には5万が2枚あり鳴くとすればチーしかない状況。
ここで単なる鳴き設定にしておくと手の内がけっこうばれます。
で、この状況でちょっと考えてやっぱり鳴かないとするじゃないですか。
でも次に上家が赤5を持ってきてても捨ててくれない可能性がけっこう高いです。
だって下家の人(自分)が5万で反応するのがさっき分かったし、ドラの赤5なんてここで打ったら大サービスもいいところだからです。
マルジャンの鳴き指定では赤5にだけ反応させるための指定方法もあるので、タンヤオ気配の手の打ちも読まれにくくできますし、確実にサラッと赤を鳴きやすくする効果も期待できるわけです。
実際の卓、手牌状況で解説する「鳴き指定」
このキャプチャ画像の牌の上に1、2、赤と表記がありますが、これは実際のMaru-janで鳴き指定を設定している状態であり、ゲーム内でもこれと同じように見えます。
で、解説していくと、1という数字が振っているものはポンでもチーでも1鳴きします。
また2の牌は2鳴きになります。
そして赤なんですが、これは赤牌が出た時だけ鳴くという設定であり、5ピンだったら赤5ピン打でポン、索子だったら赤5索が上家から出た場合にのみチー!です。
どうでしょうか、ここまで鳴きの事前指定ができれば余計なアクションを入れることで手のうちの情報をさらけ出すこともなくなり、こういうことの積み重ねがマルジャン内での成績アップに繋がるのは間違いないと思います。
結局麻雀って目に見える牌の情報だけでなく、各雀士のアクションからも情報を読むゲームですからね。